2021.8.31

2021.8.31
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28日(土)にウリハッキョで行われた青商会未来授業に52名の学生たちが参加し、青商会が用意したロケット教室やプログラミング教室、ビジネススクールなどの分野別講座に楽しく参加しました。

特別授業では赤平市でロケットを開発してる植松社長が登壇し夢を持ち思い続けることの大切さを説きながら、自分の環境や現状の成績を見ながら「どうせ無理」と考えるはの全ての可能性を奪ってしまう恐ろしいことだと学生と参加者たちに語りかけていました。
自らの手でロケットを組み立てて打ち上げたロケットを追いかける学生たちの表情が印象的でした。
未来授業の成功のためにご協力いただいた方々にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。


◆案内「第２回ハッキョサラン チャリティーラン＆ウォーク」

8/27-9/12まで北海道に「緊急事態宣言」が発令されたのを受け、チャリティーラン＆ウォークを9/22(水)に延期し、当初予定していた幼児と保護者の親子ランは中止します。
予定が変更となり、平日の開催となりますが、奮ってご参加くださいますよう、お願いいたします。

日時：9/22(水)9:30-10:00受付
場所：真駒内公園屋外競技場 外周マラソンコース　
スタート時間(距離)
①10:20(1.5km) ②10:25(8km) ③10:30(4km)
④10:35(5km) ⑤10:40(3km)
お好きなコースを選び、子どもたちと一緒に楽しくご参加ください。
参加費：1,000円(チャリティーゼッケン代)

当日は会場にての検温、競技参加者以外のマスク着用、アルコール消毒など新型コロナウィルス感染予防対策を講じます。

その他
-「緊急事態宣言」が延長された場合はチャリティーランを中止いたします。

問：ウリハッキョ
TEL 011-881-3971


◆連載「ウリハッキョ卒業生バトン」

アンニョンハシンミカ。
北海道朝高30期卒業生の鄭大河です。
漫画家を目指して日夜励んでいますが、中々上手くいきません。
夢は呪いです。
夢を持つことはおすすめできませんが、おすすめします。

漫画を描いていて私は自分自身が朝鮮人であり、朝鮮学校に通えて良かったなと思っています。
理由としては「学び」の部分です。
皆さんがよく問われる「なぜ勉強をしなくてはならないのか？」ですが、「学び」とは本来しなくてはならないものではなく、したいもの、即ち学校でいう「授業を受ける」とは、「学び」の楽しさを知る場であり、「学びたい」と思う何かをみつけるきっかけだと、私は思っています。
私は朝鮮学校を通った事で「自分とは」の「学び」と出会える事ができました。
朝鮮語を１００％使い、歴史や文化、そしてそれらを同じく学ぶ友達。
学校を出れば日本語を使い、日本文化を摂取していく。
当時はそれが日常でなんの違和感も感じられませんでしたが、こうして卒業し、大人になるにつれ 、ふと、あの空間が何だったのか疑問が生じてきました。
それが段々と小さくなり最終的には「個人」になり、「自分とは」を求めるようになりました。
それを学ぶにつれ、 何か迷いと意義を感じるようになり、朧気ではありますが、自分の夢の理想形が見えてきた気がしました。
今まで漫画を描き続けられたのは、描く「学び」を知ったのもありますが、 こうした「自分とは」の「学び」を知る事が出来たのが大きいと思います。
もしも私が日本人で日本学校に通っていたらなんてフィクションを考えても意味はなさないので、これは結果論でしかありませんが、私はこれを「学びたい」と思わせてくれた朝鮮学校に通えて、本当に良かったと思っています。
私は漫画家になり漫画を描くつもりですが、きっとどんな作品を描こうとテーマはここにあり、学び続け、きっとそれを描き切ったその先には、何かしらの人生に求める「答え」がある事を信じています。
好きな事をする意義を与えてくれた朝鮮学校と朝鮮人である自分に感謝しています。

この文を書いていてやはり学校での「学び」の重要性はあると再確認できました。
「学びたい」は人間にとって凄まじい力みたいです。
学生の皆さんにも是非、何か「学びたい」ものを見つけて欲しいです。
堅苦しくなってしまいました。

最後に・・・
「学び」とは知識を蓄えると同時に、人の心を豊かにすると誰かが言っていましたが、私はこの言葉を信じています。
何かを繋げる人、新しいものを作り上げる人、どちらも持続的な「学び」がなければ成し得ない事です。
きっとそれが止まった時、人は死にます。
お互いに進む時代と変わる思想の中で学び続けましょう。



    以上
配信元：北海道青商会
毎週火曜に配信します
投稿・変更・停止は下記
hokkaidotonpomail@gmail.com